施術家談義 福山市 巻き肩 頭痛 猫背 福山市の整体 ウチダ整体堂

2021年4月22日

介護職の女性40代 Tさんが初めて来院。背中が痛くて猫背になり自分で正しい姿勢がわからないと心配そうに話された。他にもアゴが痛くて口を開けにくく左アゴから音がする。眼の奥の頭痛などが主な症状だった。

私はまず安心させるために談義した。「姿勢というのは骨格の状態がよければ意識しなくてもある程度、自然にいい状態になっているのが普通です。8割は自然に2割くらいは意識しなくてはいけません。子供のころに無意識でもいい姿勢だったはずです。」内田

「はあ、そうですね。」Tさん

私は慎重にお体の状態を調べてから施術を開始した。「これは上半身がまず凝り固まっていますね。最近はスマホの光からも肩の奥底の筋肉がこるので肩こりといってもとても複雑なんです。肩回りの筋肉はとても複雑なのでそれぞれが筋肉の繊維方向がまるで違うんです。魚をさばくように沢山、ひしめき合う肩回りの筋肉をほぐしていかなくてはなりません。自分でごりごり押さえない方がいいですよ」内田

「そうなんですね。」Tさん。

Tさんが一言なのに対して私は何十言も話している自分にブレーキをかけて黙って施術をすすめた。「あーっここがロックをかけて巻き肩になっています。」と言いながら私はある関節を矯正した。「あちこち長年かけて歪んでいるので、顎関節と頸椎矯正は次回にさせてください。」と言い初回の施術を終えた。

Tさんに立っていただき横向き姿勢をチェックするとさっきまで耳の位置が肩より前にきていたので肩の位置とピタリとそろい巻き肩をも改善していた。

「Tさん、初回だけでかなり姿勢が改善しましたよ。今、別にいい姿勢をしようとか意識してませんでしょ。」内田

「はい。」Tさん

「スーツケースのロックを外すような矯正をしました。スーツケースのロックを外した瞬間にパッと開きますよね。あれと同じ感じです。今、巻き肩のロックをかけている関節をきょうせいしてロックを外したんです。パッと肩が開きましたよ!」内田

「ああそうですね。」Tさん。

「顎までは今日は矯正できなかったんですが次回は顎もみさせてもらいますね。顎にかんしては日中に力を抜く習慣をつけてください。急いでる時や渋滞にはまった時などは特に意識して顎の力を抜くんです。その訓練をしていると夜も反映された食いしばりが減ってくるはずです。お大事にどうぞ!」内田