施術者は柔らかい表情で質問していきます。施術者が落ち着いていて優しい物腰であれば患者さんもリラックスしてうまくお身体の状態が話せるはずです。
また電子カルテを使用していますから聞き漏れがありません。患者さんの話しは速記して歪みの原因を突き止めていきます。メンタル部分から歪んだのか、就業中の悪姿勢が原因なのか趣味のゴルフや釣りで歪んだのか草取りをしたのか探っていきます。
施術者にとって目は命です。よく手だけで歪みを感じ取ると思われるでしょうが半分は目です。あとは勿論、手の研ぎ澄まされた感覚です。異常が背骨からなのか筋肉からなのか椎間板からなのか神経や血管からなのか目で大まかにまず判断いたします。
やはり一番大切なのは触診です。施術者の手の感覚はするどく背骨の歪み、筋肉の異常、椎間板の状態などを手でスキャニングしていきます。
矯正法は少ない刺激のものからしっかりした強い手技までさまざまです。
強くやれば背骨が整うというものではありません。脊椎は椎間関節という複雑な関節構造をしていますから知恵の輪を外すように力ではなく技術なのです。米国製のベッドと手技との相乗効果でしっかりとした圧をかけながらそれでいて痛みのない治療を施します。
MRI、レントゲン、CTなどでは筋肉の状態は判断むずかしでしょう。腕や手脚のシビレは筋肉異常からきているものがわりに多いので椎間板ヘルニアや狭窄症でない場合は筋肉の異常を察知して治療すればすっきりと治ることが多いです。