施術家談義 お子様の抱っこと久し振りの野球で右肩から右腕の痛みしびれ 福山市の整体 ウチダ整体堂

2021年4月13日

30代男性 Kさんが2カ月ぶりに施術室に入ってこられた。整体を定期で受けられているので髪の毛がふさふさで光っていた。首の血流が良くなるので髪の毛に良質のたんぱく質がいきわたるからだろう。「今日はどうされました?」内田

Kさんは右首から右肩甲骨間上部、右上腕の尺骨神経側を指さされた。

私は慎重にスキューバ触診を施した。このスキューバ触診とは私が長年の経験で編み出したものだ。おしゃべりな私は施術中にレギュレターを口にくわえて海にもぐり沈船内を宝探ししているイメージで背骨を触診するのだ。余計なことを患者さんにしゃべらないし何より施術中の動きがしなやかになる。海の中では慎重にならなければ命を落とすからだ。

そのかわり患者さんからなにか話しかけられるとレギュレターを心の中で外し一気にしゃべりまくるのだ。患者さんは目を丸くして驚くが黙っているよりよっぽどいいのだ。それに言葉をせき止めておいたほうが言葉にパワーが出るのだ。堰を切ったようなトークになる。

「うっこれはいつものお子さんの抱っこだけではなく、何かボールを投げられましたか?」内田 「この前、野球をしました。」Kさん

私は狭いデッドスーペースにピタリと収納ケースが収まるような気持ち良さを味わいながら少しニコリとした。

Kさんは投球動作によるよくあるズレをおこされていたので私は丁寧に施術した。

「お子さんが二人になられたので抱っこの回数も増えますし、何よりKさん自身のストレス解消にたまにやる野球は大事です。肩の痛みならここでみれますが、心が疲れてきたらなかなかよくならないので楽しむときは思いっきり楽しんでくださいね。それではまた痛くなったら早めにみせてください。」内田

このように学生時代なら丹念に筋トレをやりながら投球動作をするものだが社会人はその余裕がないのです。時間の制約、仕事による身体の疲労などが運動前のストレッチや普段の筋トレをおろそかにさせてしまうのだ。せめて軽い準備運動をしてから運動を楽しみ、終わったあとも軽いストレッチで締めくくっていただきたいところだ。