施術家談義 腰痛が改善してくると出てくるその他の痛み 福山市の整体 ウチダ整体堂

2021年4月9日

Yさんははじめはひどい腰痛で朝、寝床から起き上がるのに一苦労されていた。腰部脊柱管狭窄症の状態だった。施術3回目に腰がすごく楽になったと安堵の表情を浮かべられたのが印象的でした。よっぽど痛くて不安だったのでしょう。痛みから解放されたのちもしばらく週1で通ってきていた。

先日、施術中に右手の親指が急に痛み出し、しかも動かすとピキピキ音がするので整形に行ったらばね指と診断されたらしい。

私は落ち着いて頸椎、肩回りの筋肉、手の手根骨を触診した。すると右大円筋と右三角筋が硬くなっていたのとさらに右手の舟状骨が浮いて橈骨神経を圧迫しているのを発見した。

「Yさん確かにばね指なのかもしれませんが指だけではなく他も悪くての合算により現在の症状がでているものだと思われます。急に親指の痛みが出たそうですが手の平の親指の付け根付近の舟状骨が歪んでいましたよ。過去のお仕事で包丁を握るようなお仕事か何かをされていましたか?」内田¥

Yさんは無言だったので外れたかな?と思い私は急いで言い直した。「まあ主婦業も長年していると調理をしたり掃除をしたり要するに手の平を握る動作が多くなりますからね。それが原因だと思われます。」内田

手の舟状骨の矯正をした翌週にYさんは施術室に入るなり軽い笑みを浮かべながら右親指の調子がいいですと言いながら私に指を曲げたり伸ばしたりして見せた。

私もうれしくなり同じく軽い笑みを浮かべながら、「Yさんが自分で指を引っ張ったりせずに私にすぐ相談して処置したから治りが早かったんですよ。洋画でよくあるでしょ、車が故障して運転手がやけになってボンネットをドンドンと叩くシーンが。余計壊れるのが落ちなんですよ。」内田

Yさんは目を丸くして、よくしゃべる人だな~という表情で私を見ていた。