福山駅
家内が仕事中に、夜11時に娘を福山駅まで迎えに行ってあげてと言うから、わかったと返事をした。
娘は高校の卒業旅行だったので、仕事を終えてから迎えに向かった。
福山駅近くの駐車場に車を停め、駅の改札で待機した。
娘の到着時刻を迎えると私の目は蛇のように、娘の姿を見失わないため目に力が入った。
あちらから来る、女の子が娘の髪型や背格好おまけに顔の雰囲気がそっくりで、つい凝視してしまった。
女の子が私の凝視に気づいた瞬間に娘でないことを把握した。
普通はなにこのおっさん!っていう顔をされるはずがその娘はニコッと笑顔を返した。
ははー。私は瞬時にしてその笑顔の意味を理解した。
娘の顔と似ているということはその娘のお父さんも私に似ているということだから、笑ったんだなと。
なんともほのぼのとした、週末の夜でした。