
クライアント K.T様女性
私は主訴であるL5まわりの腰痛と右坐骨神経痛に対する施術を終了して、口を開いた。K.Tさんそれではこれから後頭骨の調整をしてそれで終了させてもらいますね(内田)
後頭骨ってどこですか?(K.Tさん)
後頭骨は頭蓋骨の後ろのほうにある骨です。頭蓋骨は一枚岩の様ではなく23個の骨が縫合で繋ぎ合わせてあるのです。私は模型を見せながら茶色の部分が後頭骨です。この骨は非常に重要で脳脊髄液の循環に大きく関わっているんですね。血液は約5リットル人体にあるので心臓がどくどくを大きな拍動で循環させています。あと手足の動きも揚力となり血液循環を促進しています。
対して脳脊髄液は200mmくらいしかなく脳の脳室の中に貯蔵されていて、後頭骨と仙骨が呼吸とともに少し動いて揚力を発生させて脊髄の髄膜の下腔をながれて循環します。脳脊髄液は脳神経の老廃物をクリーンナップして神経の伝達速度を維持しているので睡眠中に脳脊髄液が神経を活性化するので目覚めに清涼感があらわれてきて疲労も取れやすくなるんですよ。(内田)

左図 黄色の部分が脳と脊髄 背骨の中はこのようになっています。脳脊髄は3層の膜に覆われていて外側から硬膜、くも膜、軟膜となり2層目のくも膜下腔を脳脊髄液は循環しています。